男の子だから遅いよ!の罠2
さて、前回の続きです。
男の子だから遅いよと言われながら、1歳を過ごしていた我が家。
1歳1ヶ月、ひとりでたっち
1歳4ヶ月、ようやくひとりで歩いてくれる
そんな頃でも、ようやくママと言うかなーぐらいの成長でした。
1歳半を過ぎた頃に、同じぐらいの誕生日のお友達、男女2人と遊んだときには、男の子は
「ぞう!トトロ!アンパンマン!キリン!」
など、ちょっと怪しいながらも単語を話していたのです。
その子のママにも『男の子は言葉遅いって言うから~』と言われて、いやいや、息子しゃべってるやんと心の中で突っ込んだのは内緒です。
その時に遊んだ女の子の方は、息子とほとんど同じ状態で、喃語を話してばかりでした。
1歳の健診で、やはり心理相談をすすめられ、1度相談&集まりに行ったそうです。
ただ、他に出席していた子供が、3歳を過ぎたぐらいの子供ばかりで、
『こんなとこ来るの、まだ早いよ~。』
と失笑されたそうです。
なので、そんなに深刻には悩んでないんだと言っていました。
少しずつ、本当に1ヶ月にひとつかふたつ、言える単語が増えるかな?いや、増えない…と悩みながら2歳を迎えました。
しかし、特に劇的な変化はなく、私はただただ、よく言う『溜めている言葉の爆発』を待っていました。
そうして、いよいよ市の相談窓口に…と思っている頃に、引っ越しをしたのです。
その劇的な変化が刺激になったんでしょうか?
息子は、いきなり2語文を話し始めました!
そこからは、瞬く間に色んな言葉を喋りだし、今はずっと喋ってる時もあります(笑)
そう、我が子は話し始めました。
でも、あの時一緒に遊んだ女の子は、一言も言葉を発していません。
その子のママにも、皆はいつも
『そのうちしゃべるから、大丈夫だよー♪』
『個人差あるから、2歳ぐらいになったらしゃべるよ!』
『健診の人が心配しすぎ!ちょっと遅いからって、不安煽ってこないで欲しいよね!』
と、大丈夫発言をしていました。(私が、息子が言葉遅い、ヤバイ、療育行こうかな…と言い過ぎてたのもありますが。)
今、女の子は療育に通っています。
療育が必要と判断されたそうです。
大丈夫だよと安心させる言葉をかけるのは、優しさだと思います。
でも、他人は親身になってくれても、我が子の成長に責任はとってくれません。
そのことを、痛く感じました。